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最近復活しているSPEEDは何歳のデビューだったかな?13歳とか14歳でしょ、きっと。30代のオヤジにもけっこうファンを自称する人たちいたけど、基本熱狂的なファンはやはり子供たちだったわけでしょ。5歳くらいから15歳くらいか?

何が言いたいかというと、子供、とくに少女というのはポピュラー音楽に限った話ではないけれども、とくに音楽業界では「売り物」になる、つまりパフォーマーの商品価値が高いのと、CDやコンサートに行くファンという消費者層としてばかにならない、ということだろう。まあ、親からのお小遣いで写真集買ったりするんだけど、十分すぎる商売になる。

それは何故か、というのが問題なんだけど、子供と性現象(セクシャリティー)との特殊な関係にある、というのが本当なんだろう。

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Not least, they do not know the difference between good and evil, only between nice and nasty. S/he is good if s/he does not do anything bad. The ideal of children thus focuses on their innocence, their playfullness, their direct access to the world of  make-believe which, in turn, conncets them to the black and white ethical world of fable and fairytale. It is, however, this conceptualisation of innocence that underpins the contemporary paradox of both containing child sexuality and accepting its exploitation through, for example, the media.    (Sheila Whiteley, Too Much Too Young, 23)

とりわけ彼らは善と悪の違いを知らず、ただいい感じというのと気分が悪いの違いしか知らない。彼女/彼は何も悪いことしないからよい子だ。このように子供という理想は彼らの無垢さや無邪気さ、彼らが空想の世界に直接接近できることに焦点を当てる。その空想の世界が今度は彼らを作り話とお伽話の黒白がはっきりした倫理世界に結びつけるのである。しかし子供の性現象を封じ込めながら、例えばメディアによってそれが搾取されるという現代のパラドックスを支えているのはまさにこの無垢の概念化なのである。
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子供は無垢であるが、大人とは違ってまだ十分には「人間」ではないのであり、性的にはサド/マゾヒズムを含む大人の規範を逸脱した存在として理解される。無垢と性的な逸脱、この二つが子供のポップスターの隠れた魅力であり、音楽消費市場で価値がある、つまり売れるのである。

なんでこんなこと考えてるかというと、シネイド・オコナーのことを考えているからだが、シネイドの場合は19歳でデビューし、しかもシングルが売れ出したころには子供を身ごもっている未婚の母親だったからである。歌詞も性的に挑発的であった。

やはり彼女が売れた重要な条件として子供の、いや思春期の少女の性現象(セクシャリティー)へのファンと音楽業界の関心があったことは否定できないと思う。

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